>book bbs>bookshelf>momerath top

ロッカーつながり
ロック魂をもった人の本ということです。。
 大槻ケンヂ〜中島らも らもさんのおすすめ 忌野清志郎

大槻ケンヂ〜中島らも


mikaさん
(渋谷の風変わりなカレー屋さんムルギーの話題から。。)
「ムルギー」!
ぽんさん、行ったことあるのですか!
私は大槻ケンヂ氏のエッセイで読んで、
とっても気になっていたのです。

ムルギー、ただならぬ店のようですね〜
大槻クンによると、
  ・店が古くて暗い
  ・じいさんが奥から注文を取りにくるのが以上に遅い
     (ずずっ、ずずっっと足をひきずってくる?)
  ・「ムルギーカレー・卵入りですね」と、
   注文を決められてしまった
  ・そのカレーはサラサラで、甘みがあって、
   あとからハヒハヒ辛い。
   今まで味わったことのない、インド風とも
   日本風とも判断しかねる味。

とのこと。
今でもこの名物じいさんはいるのかしら??
大槻クンの本が出たのが1992年、
その頃からじいさんの歩みは、
「クフ王のピラミッドを登るアリのほうが
まだ速いんじゃないか?」だったそうだから、
ひょっとして・・・???

ムルギーには、私の同居人も、辛い物好きの先輩と
行ったことがあるそうです。
その時頼んだのは「辛い方のカレー」。
彼は激辛は苦手なので、味がわからないくらい辛い!と
思ったものの、何だか意地になってしまって、
先輩も残したカレーを完食してタイヘンな目にあったそうです。(2002 3/10)
ぽん*管理人 mikaちゃん ムルギーに反応ありがとう!
そう!注文とか店主導でした!
一応メニューとかあるのに検討させない雰囲気!
なんか 一度しか行ったことないですが
とても印象に残って。。まだやっているのか
とても気になります。。
大槻氏のムルギーレポも読もうかな〜?タイトルは
何ですか?

で、mikaちゃんの同居人様もいかれてましたか!
なんか同志的な気分が芽生えてしまうな〜。。(2002 3/10)

mikaさん
ぽんさん、オーケンの「ムルギーレポ」が読めるのは、
行きそで行かないとこへ行こうという
タイトルのエッセイです。株式会社学級研究所(Gakken)発行。
ひょっとしたら今はもう手に入らないかも〜。

ムルギーの他にも「東京裏デート」とか、
「ビリケンさんの謎」とか「失踪マネージャーに会いに行く」とか、
面白いエピソードがてんこ盛りですよ。

オーケンは賞を取った小説より、
軽めのエッセイのほうが断然面白いと思います。
感覚が近いのか、素直にイヒヒ・ギャハハ!と楽しめる!
「UFOはやめなさい」とドクターストップがかかるほど
オカルト寄りだった時とか、その反動もあって
格闘技寄りになった頃のはちょっととっつきにくいけど・・・

もう1冊、宝島社ののほほん雑記帳(のおと)は、
巻末にオーケンおすすめのオモシロ本が29冊紹介されているのですが、
私が好きな本とダブって、感じ方も似ていたりして、
「おー、ここにも同志が!」と嬉しかったことを覚えています。(2002 3/11)
ぽん*管理人 大槻ケンヂさんの本のことおしえてくださってありがとう!

濃い渋谷のカレーのお店 ムルギーのことが
載っている「行きそで行かないところへ行こう」は
新潮文庫になっているようです。
もう一つおすすめの「のほほん雑記帳(のおと)」は
角川文庫になっているみたい。。


大槻さんの本わたしも読んだことあるものも
あるはずなんだけど どれだったかがわからないの。。
でもエッセイおもしろかったと思う。
そしてmikaちゃんも書いてらっしゃる
ある方向にびーんとふれちゃった時に
ちょっとついていけなかったような。。

mikaちゃんにすすめられて読んだ本では中島らもさんも
あります。それまでかねてつのマンガでしか知らなかったのですが
まず読んだひさうちみちおさんとの「しりとり対談」(講談社文庫)
インテリやね〜と心ひかれました。
他にはたまたまに家にあった。。とかいう理由で
「今夜 すべてのバーで」「トラちゃん的日常」
読みましたが、アルコール中毒あり合法ドラッグありって
感じなのに硬派な感じが漂っていて、襟元ただしてしまう。。
というか。。そういうところがあります。
またおすすめ本があればおしえてください!(2002 3/12)

windさん
「ムルギー」こないだっから、もう、気になって、気になって。。
メニューはあっても検討を許さなかったり、
アリの歩みより遅いおやじさんがいるらしいとまではどうやら明らかだが。。。

大槻さんの本面白そうですね。
mikaさんが、最初、大槻ケンジって書いてられて
大槻クンになって、
ついに、オーケン(オーケンって、クリストファー・オーケンかい。
いや、そりゃ、ウォーケンやろと、つっこみながら読んでしまいました。)
になっていく、くだりが好きでした。(失礼)

ぽんさん
ぜひ、ぽん店長の書店で紹介してくださいね。

中島らもさんは、私には、ちょっとただものではない系の人です。(2002 3/12)
ぽん*管理人 ムルギー 気になりますか!いったあとでも
気になって仕方ない店ですよ!

オーケン(と思い切って呼ぼう!)昔テレビの
人生相談に出てましたよね!なかなかいい答えするので
気持ちよかったです。(人生相談で
明瞭な答えを出す人がわたしは好き!)

らもさんは名前は牧歌的なのに すごみがあるよね。
本の中で我らが(?)枝雀師匠のことをすごく
悼んでおられて(というか、師匠の死を
くだらんネタにしてる若い芸人に怒りを爆発させていて)
そうだそうだ!と思ったのでした!(2002 3/12)

mikaさん
我らがオーケン(大槻さんというと、
超常現象大嫌いなあのかたが浮かんできてしまいますー(笑))
最初は「にいさん」だと思ってたんですが、
巻末の著者紹介を見て「おとーと」だと知り、
以来、オカルト痩せしたり、心身症みたくなっちゃったり、
突然坊主になったりするたびに、
「おお、おとーと!だいじょぶか?しっかりやってるか?」
という気分になってしまうのでした。

彼の感覚って、ひねくれてるようで、案外素直でカワイイ。
根がいい人なんだと思います。
エッセイを読むたびに、会ったら仲良くなれそうだなー
(なりたいなー)と思う姉でした。

らもさんはエッセイも面白いけど、小説がまたいいですよね。
長編「ガタラの豚」も良かったです。
らもさんって、サービス精神旺盛なんだと思う。
そして大胆不敵なようで実は照れ屋。
小説を書くにも、真っ正面から押せ押せで書くのではなく、
必ず照れ、そして何より「楽しませよう、笑かそう」という
エッセンスがあるところが大好きです。
自らロックバンド率いるらも氏の、
「ロックは(音楽は)狂気がなければダメだ」という
言葉も忘れられません。
彼のような、不良でカワイイ大人になりたいなー。(2002 3/13)

澤村可奈子さん
わあ、大槻ケンヂ(オーケン)がついに登場ですね。
「ぐるぐる使い」で星雲賞を受賞と聞いた頃から、オーケンに
ただものならぬものを感じておりました(でも、これ未読)。
オーケンワールドのまだまだビギナーですが、
mikaさんもあげていらした「のほほん雑記帳」「オーケンののほほん日記」は私のお気に入りです。

テレビにゲスト出演したときの発言も、印象的なのが多いです。
「タモリ倶楽部」の「帰ってきた空耳アワー」に出演した時の
コメントが好きで、今もビデオに残してます。(2002 3/13)

mikaさん
おお、ここにも同志が!>可奈子さん

私がケンヂくんに初めて注目したのは、
「世界不思議発見」に出演していたときでした。
インドの雑踏の中で、ヨガのポーズをとる
不具の少年を見たオーケンが、
「コレは露骨に反応してはヤバイのでは?」
というような複雑な表情を浮かべながら
「スゴイ!何だか異様に惹かれてしまう!」と目を輝かせて
いたのを見たときから、気になりだしたのでした。

「カラオケがキライだ」と、
テレビで語っているのを見たときもハッとしました。
エッセイSR311(キング・クリムゾン)(講談社)
でも読むことができます。

「通俗な日常から束の間逃れるための方法を、
なぜ通俗なカラオケなんかを唄うことに求めようとするのか?
俗から解放される大切な個の時間にまで、
なぜ俗を持ち込もうとするのか?
〜中略〜
どんな音楽を支持するかということは、
自分がどんな人間であるのかを意思表示することに等しい。
黙っていても耳に入ってくるヒット曲の名しか
口にすることのできない者は、
"自分は通俗でつまんないフツーの野郎です。"
と言っているようなものではないか。
そんな奴ぁダメだ!ダメ人間だ!」

これをテレビで言い放ったのです。
(民放ではなくwowowで、そして控えめな語り口でしたが)
大多数を敵にまわすだろうことを恐れない
潔さとこだわりを感じました。

「僕には(音楽のポリシー、自分のための音楽が)ある」と続き、
キング・クリムゾンへ思いが熱く語られる
このエッセイの最後は、
「いや、いろいろありまして、
私、最近では大のカラオケ好きです。
スイマセンスイマセンスイマセン。」
という追伸で締めくくられます。
こういうところがオーケンですよね(笑)(2002 3/14)
ぽん*管理人 >可奈子さん

「空耳アワー」っておもしろいらしいですね。
関西の友人も話してるので多分関西でもやってると
思うのですが、みたことありません。
イラストレーターの安斎肇さんとかも出られたりするんでしょ?
(ソラミミニストってきいたことがあるから。。)
みうらじゅんさん系のイベントで何回か安斎さん
拝見したけどマイルドで でもなかなか鋭いことついていたりして
いい味だしておられますよね〜。すごく雰囲気いいんですよね。
今、京都で、アックス展っていって、ガロ系の人の
展覧会やってるのですが、安斎さんの絵とってもすてきだった!
って。。つい「空耳アワー」に反応して安斎さんの
はなしになってしまった。。でもとにかくおもしろい番組
なんですね!


>mikaちゃん
オーケンと私の出会いは、筋肉少女帯の高木ブーの歌かな?
それをきいてインパクトをうけたのと、
そのあとみたテレビのあの人がそうだと一致して
なんだか感動したのでした。 

オーケンのカラオケのはなし 他のものにも通じますね。
そういう意味で自分の好きなものの話をするときって
すごく緊張する時あるなぁ。。

らもさんといい、オーケンといい、井筒監督といい
いいはなつけど 気も遣い。。ってところがいいですよね。
らもさんの照れ わたしも感じます。
小説も読んでみようかな。。(2002 3/14)

mikaさん
「空耳アワー」、面白いですよ!
安斉氏の「うひゃひゃひゃひゃ!」という笑い声が
コーナーを盛り上げています。
前は3、4曲やってたのに、短くなってしまって
この頃は1曲だけということも。
他のコーナーより断然面白いのに残念です。
ビデオで集大成とか出してくれるといいのになー。

オーケンのカラオケ話、エッセイでは
「音楽についてキミにはこだわりがないのか?」という
切り口でしたが、テレビで見たときには、
「キミは趣味にこだわりはないのか?」と
違う視点で語られていました。
「誰もがあげるドライブやカラオケとしか言えないようなヤツは、
自分は凡人だと言っているようなものじゃないか」と。
それに続く話は、エッセイでは「キング・クリムゾン」だったのですが、
テレビでは、例えばテディ・ベアって可愛いな♪と思ったら、
本やネットでいろいろなことをとことん調べて、
自分だけの「テディペア大好き論」をカマせるくらいの
こだわりを持って欲しいのだよ、と続いていました。
テレビを見ながら深く共感し、うなずきまくりでしたわー。
って、私のこだわりもいつも中途半端なんですけど。

照れ!そう、照れです!
私が好きな人って、照れ屋さんが多い。
(「実はシャイ」と表現されることも多いけど、
照れ屋さんのほうがぴったりくるな)
たけし監督もそうですよね。
大竹まこと氏は、照れ屋さんというよりは、
暴れん坊を装って実は常識人という感じか??

らもさんの小説、ぜひ読んでくださいーー。
「人体模型の夜」はあくまでコワく、
オーケンが「のほほん雑記帳」でも勧めている
僕に踏まれた町と僕が踏まれた町は読後に村上龍の「69」を読んだときのような熱さ・爽やかさが残る秀作です!(これはエッセイですが)(2002 3/14)
ぽん*管理人 タモリ倶楽部 みてみます!
安斎さんの笑い声きこえてくるようだよ!
いいよね!あのお人柄が!絵にも人柄すごく表われてると
思うわ!

オーケンのこだわり論 
自分をふりかえるとどきっとする感じもあり
でも ああ そうなんだよ って感じもありです。。
なんか薄い会話しかできない時間って本当に苦痛に
なることがあって。。

で、らもさんの「僕に踏まれた町と。。」
「69」風読後感とは!絶対読みます!
「69」はほんとにかわいらしくていい本だったねえ!
(細かいところは忘れてるけど。。
結構わたし本手放すのにあれはちゃんと本棚に並べてます!)
ああいうテイストのもの結局いつもわたしは追い求めてますよ!

大竹まこと氏は 実はすごい気い使いですよね!
シティボーイズの面々がさんまのテレビでてるときも
大竹さんだけが番組として成立させるために
一生懸命だったかんじでかわいらしかったです。
きたろうさん斉木さんのマイペースもさすがな感じで
おもしろかったけど。。(2002 3/14)

澤村可奈子さん
「空耳ワールド」ぜひ体感してください!ただ、出来不出来の
波がけっこう週によってはありますので、ご了承を。
「空耳アワー」のみを堪能したい場合は、「空耳アワード」と
いうのが年に1回(位かな?)挙行されます。これは拡大枠で
放送されることが多いので、狙い目ですよ。


>mikaさん
大槻ケンヂのお蔵出し」の中の「尼僧ヨアンナ」など完全に頭の中でワールドを作ってしまっておりました。
「ドリュー=バリモアへのラブレター」もよかったし。

「世界不思議発見」はオーケンだけでなく、時々ハッとする
ゲストが来て、そういう観点からも好きな番組です。でも最近
見てないなあ。(2002 3/14)

mikaさん
>ぽんさん

そうですよね。こだわり(こりかたまり)すぎな人にも
ちょっと閉口するけど、あまりに薄いのもねー。。
(職場など公の場でありがち??)
それじゃ話の広がりようがないだろ!っていうか。

学生時代読んだ「69」、
また読み返してみたくなりました。
えーと、主人公の友達(木訥な彼)の名前って何でしたっけ?
彼と映画を作ろうといことになったときの、
「白いユニコーンに乗った白い服の少女」という
ベタなイメージにも笑えるし、
予算がないからヤギではどうか?という発想に、
大笑いしたことを覚えています。

大竹まこと氏、シティーボーイズのライブでの
カーテンコールや、番組の締めの時などに、
暴走する二人を何とかまとめようとする
苦労がうかがえますよね。
斉木さんの「天然」には誰も勝てますまい!

>加奈子さん
おお!「空耳アワード」というのがあるのですか!
知りませんでした。チェックして見のがさないようにしなければー。

「お蔵出し」は、いろいろなタイプのエッセイが
まとめて読める感じでお得感がありますよね。
こちらもまた読み返してみようと思います。(2002 3/15)
ぽん*管理人 >可奈子さん
「尼僧ヨアンナ」「ドリュー=バリモアへのラブレター」
なんかその文字みてるだけで おかしい感じが伝わってきます。

で、「世界不思議発見」結構 しっかりした鑑賞眼を
おもちの方に人気の番組ですね。わたしもあまりみてないのですが
京都特集の時は桂離宮にはじめて(だったかな?)カメラが
はいった。。とかでおもしろかったです。そして良さが
よく伝わりました。


>mikaちゃん
こだわりすぎも閉口だが、公の場でありがちな薄い会話もって
そうそうその通り!昨日そのことを書きたかったの!
薄い時間を過ごすくらいなら帰らせてくれ!とか思って
しまう時があって。。で、こりかたまりもやっぱり
しんどいしね。。
(おもしろがれるこりかたまりぶりだといいんだけどね。。
映画とかに出てくる人とか映画の作り手もそういう感じかな。。
まぁ映画の方は画面越しだから許容範囲がぐんと増すけど。。
「ゆきゆきて神軍」の人とか日常を共にするのは大変そうだけど
映画としてはおもしろかったね。。)

「69」ちょっと読み返してます。多分mikaちゃんが
おっしゃってるのはアダモ似のボワーッとしたハンサム
成績もよかった「アダマ」ではないでしょうか?主人公のことをはじめ
「ケンやん」とか呼んだり、九州の言葉がとても魅力的な!
mikaちゃん よくおぼえてるね。。ユニコーンのエピソードは
いってもらってかすかに思い出した!

シティボーイズの斉木さん 
仕事も唐突な感じでおかしいよね〜。
なんかパチンコ必勝法みたいなのに出てるかと思ったら
かしこまった顔で、「日本の名家をたずねる」なんて仕事してたり。。(2002 3/15)



このページのトップへ

中島らもさんのおすすめ


mikaさん
人体模型の夜をちょこっと読み返したのですが、オチが秀逸!そしてやっぱり怖かったです。(集英社刊。)
お父さんのバックドロップは、最近電車で読み返した時笑えたしあったかい気持ちになりました。(集英社文庫刊。)
逢うではぽんさんのお好きなキッチュや山田詠美、そして井上陽水や筒井康隆氏など対談相手がとてもゴーカです。
(講談社文庫刊。)
ガダラの豚(集英社文庫刊)は長編なので、ちょっと根気がいりますが、とても楽しく読んだ記憶があります。ラスト近くの「てれ」が好きだったなぁ。(2002 3/25)
*以上4つとも下に管理人の感想も載せています。
es bookの読者書店に管理人が過去に載せていたらもさんの本の感想も載せておきます。
ぽん*管理人 ガダラの豚」(中島らも 集英社文庫
文庫本で3巻にもわたる小説、そして自分にとってはあまりなじみのないアフリカの民具が表紙で。。ということで、mikaさんにすすめてもらいながらも読み出すまで時間がかかったのですが、読み出したら一気に引き込まれます。超能力や宗教、アフリカの呪術といったテーマが理知的で、でも読みやすい文体で書かれていて、読み始めたらとまりません。らもさんの著作を読んでいつも感じる、人生は勝ち取っていくもの、甘いものじゃない。。というトーンもとても好感がもてました。


ぽん*管理人 白いメリーさん(中島らも 講談社文庫)
中島らもファンに何からよんだらいいか尋ねるとこの本をあげてくれることが多いです。
らもさんの本を読んでいると「いっちゃいすぎてない筒井康隆」という感じがします。(自分は高校時代に筒井さんの本を愛読していたものでついそれを基準に考えてしまいます。)現実世界からはちょっと飛躍があるのだけれど、それが全くのつくりごととか破綻した話とみえなくて、説得力や現実感のある話にみえます。人間の観察がしっかりしているのだろうな。。そして読む楽しさも味わえる本です。

ぽん*管理人 「人体模型の夜」(中島らも 集英社文庫)
頭がよくてクールでちょっと不気味でとってもおもしろい小説群だった。淡々とした語り口でおそろしげな話が展開するのはちょっと筒井康隆風でもあるけれど、筒井康隆よりブレーキのかけどころがいい案配でもっと親しみやすいのではないだろうか。。らもさんの小説は、「今夜 すべてのバーで」とこれしかよんでいないけれど、「今夜。。」の方は実体験もかなり影響してそうな気もしましたが、これはよくこんな話を思いついて紡ぐなぁという感じがしました。楽しく読めてらもさん独特の硬派な世界を味わえて読書の楽しみを満喫できる本でした。

ぽん*管理人 「お父さんのバックドロップ」(中島らも 集英社文庫)
この本ははじめ学研から発売されたようで、小学生とお父さんというお話の連作だしひらがなも多いから、多分こどもむけにかかれたものではないかなぁ。。でも、らもさん色いっぱいで、大人が読んでも楽しいものになっていた。大仰にかまえていないけれどがんばっているお父さんの姿が好ましく、すがすがしい気分になる本でした。

ぽん*管理人 しりとり対談(中島らも ひさうちみちお 講談社文庫)
ほんとにへらへらしたお二人だけど読んでみての感想はお二人ってさらりぬめぬめとすごいなぁ。。という感じ。らもさんの教養ひさうちさんのレシーブに感心してしまった。。

ぽん*管理人 らもチチ 私の半生 青春編(中島らも チチ松村 講談社)こんな踏み込んだ話までしていいのか?と思うような大胆ででも飄々として爽やかな対談。二人ともとても話上手で、小学校やら高校やらのエピソードでも充分楽しめる。巻末のひさうちみちお氏をまじえての対談も大胆でおもしろかった。ここでもらもさんがつっこみ上手で、声を出して笑ってしまった。続編の中年編もなかなかいいです。
ぽん*管理人 「逢う」(中島らも  講談社文庫)編集はもちろんあるだろうけれど対談って割合その人がどういう風に人と接するか素の部分がみえてくる感じがして好きです。さらにこの対談集、自分も好きな人と対談しておられてとてもうれしかった!いろんな環境にいながら(結果的にいえばいたから)しっかりしたものをもっている山田詠美さんのかっこよさ、断筆あたりの筒井さんのいらいら。。井上洋水さんの自然体。。いろいろなものが伝わってきて楽しい本でした!
ぽん*管理人 「とらちゃん的日常」(中島らも 文藝春秋社)とらちゃんという最近中島さんが飼い始めた猫の写真や紹介をまじえながら中島さんの日常を追った本。中島さんのことはかねてつのマンガで一番はじめ知って、勝手にとっても気楽な人だと思っていたのですが、著書を読んでいるとヤンキーとちょうど反対の座標軸にいる筋の通った人というか、ちょっとコワいところもあるけれど、自分の中で守りたいものはちゃんと身体をはって守れる本当の意味での大人というかそんな感じがする人だと思えてきました。。もちろん守り方は乱暴だったりして大人っていうより子供って感じかもしれないですけれど。。らもさんの本を読んでいると自分はちゃんとからだをはって守るべきものを守ってるのかと問われたりしているような気がします。もちろんこの本ではかわいいとらちゃんのことを気楽に読んでいればそれでいい本なのですが。。 

このページのトップへ

忌野清志郎


mikaさん
「徹子の部屋」に忌野清志郎さんご出演の話題から。。
リアクション控えめなキヨシローさんに業を煮やしたという感じで、
黒柳さんばかり喋っているような感じになってしまっていましたが、
考えてみたら、キヨシローさんをテレビで見られるなんて、
(ましてやトーク番組で!)当初は想像もつかなかったことですもんねぇ。
活発にトークするキヨシちゃんを期待していたわけではないので、
控えめながら、とってもカワイイ受け答えを見られただけでも満足でした。
キヨシちゃんが小学生の時に作っていた「鳩新聞」、
素晴らしかったですねぇ!

キヨシちゃんの25周年を記念して発行された
生卵 忌野清志郎画報(河出書房新社)という本はご存じですか?
キヨシちゃんファンのマスト本ですよ〜!
分厚い大判の本には、キヨシちゃんの25年(映画「119」の
サントラを手がけた頃まで)の全てが、ギッッッシリと詰め込まれています。
エッセイやインタビューもすべて読めるし、
全部書き下ろしのCDレビューやキヨシちゃんの絵本、
プライベート写真、当時発行していた新聞などなど、
「この本の隅から隅まで読破するのが私のライフワークだ」というくらい、
ものすごいボリュームです。

中でも、奥様にあてられたラブレターがすごくいい!
伝言メモにチョコチョコっと書かれた置き手紙なども含まれるのですが、
これらがめちゃめちゃカワイイのです。
esBOOKSで調べてみたら、品切れ中のようです。残念!!!

RC結成前に、大学ノートに書きなぐっていたものをまとめたという
「十年ゴム消し」は手に入るようですね。
日記などを読むと、人ごとではない切なさを感じてしまう、
「青春」の1冊です。(2002 4/24)

SUMIKOさん
いやーん、見逃した!「徹子の部屋」。でも、キヨシローさんのHP行って来ました!
最近「木梨サイクル」でも、自慢の自転車で、登場してたキヨシローさん、健康的でますます素敵!
だから「カタクリ家」の時の、爽やかな白の軍服があれほど似合ってたのかも。
あの、自転車に乗ってる時のウエア、すごくセクシーに感じるのは
私だけでしょうか?
mikaちゃん、「生卵」の本は知らなかったわ〜
絶対買わなければっ!!!

心は、純真で、ヴィジュアル的には、セクシー(私の思い込みですが)、これは男性の王道ですね。
20年前は、こんな健康的になろうとは、想像もしなかったけど、
そのきっかけが、「子供」っていうのもいいなぁ。やっぱり好きと再確認しました。(2002 4/24)

mikaさん
sumiちゃん、キヨシローはセクシーだと私も思う!
だって、自然体・無意識・無作為・無防備なのがセクシーだと思うもん!
自分で自分をセクシ〜みたいに思ってるヤツは、その対極だぜ!(2002 4/25)
ぽん*管理人 mikaちゃんは放映に間に合ったんだね!
わたしも鳩新聞大好き!鳩少年って、映画 「リトルヴォイス」みたいだし
あの絵も「フクちゃん」っていうマンガみたいな
とっても味わいのあるものだったよね!
あれすごくうまいと思うよ!センスあるよね〜!

そしてsumiちゃんが書いてくださってる 
自転車のって健康的になって
ますますすてきなキヨシローさん。
自転車に乗るきっかけのはなし いいでしょう!
80代のご老人の活躍への敬意の気持ちもなんかいい!
(管理人注*キヨシローさんが自転車に乗るようになったきっかけは
確か災害か何かで埋まってしまった息子さんを救い出すために80歳のご老人が
みずからたちあがられたという話で、自分も80歳になっても家族に何かあっったら
たちあがれるような人でいたいと思われたことから。。というようなことでした。
テレビ見てすぐにまとめなかったものであいまいな感じですみません。。)

で、mikaちゃんが書いてくれた セクシーとは
ちょっと違う意味になっちゃう気がするけど
徹子の部屋で、自転車で入場のあと
「おはなしするときのエチケット」とかいって
自転車のウエアの上から、ボクサーパンツ?的なもの
はかれたのが またまた かわいらしかった!

「十年ゴム消し」って確かみかんっていう人とのはなしが
載っているものかな?あれ 胸にせまるいいものだったね。
置き手紙 すばらしいセンスを感じるなぁ。。
こどもさんがひとり中二、その下にもうひとりいらっしゃるようで
ちょっと年が近いので、こどもへの愛情あふれる対応にも
頭が下がります。(2002 4/25)

mikaさん
あのボクサーパンツのエチケット、
かわいかったですねー。

「十年ゴム消し」のみかんさんのエピソード、
なんかすごいリアルでしたよねー。
若いときって、そういうことってあるある!っていうか。
「こけし」が当時のキヨシちゃんのダーリンで、
「みかん」はちょっと困った存在だったんですよね。
「親父」の詩とか、すごく好きだったなぁ。(2002 4/26)
ぽん*管理人 「十年ゴム消し」すごく楽しめたのはおぼえているし
みかんちゃんって名前もおぼえているのだけど
図書館で読んで 細かいところは忘れてます。。。
そういうこと多いなー。

あ キヨシローさんの作った
間寛平さんのCDもわるくなかったですよ。
去年の秋かなに買ったけどあまり売れなかったっぽいけど。。(2002 4/26)

このページのトップへ