パトリス・ル・コント |
割合最近の作品「列車に乗った男」は、大好きな俳優さんジャン・ロシュフォール氏がでてくるのはいいのですが、ちょっと淋しい映画で・・ル・コントなんだからそれもありなんですが・・ |
「大喝采」「タンゴ」「橋の上の娘」「リディキュール」「歓楽通り」 |
ぽん*管理人 | ル・コントの大喝采という1996年の映画を観ました。ル・コントのなのに、哀しい気分にならずにすむのもいいし(あとで調べるとどうやらル・コントはもともと喜劇畑の人だったらしい・・)、色彩もとてもきれいで、観る楽しさがいっぱい。これ録画したとき、はじめの極端な部分が目にはいってついていくのに大変な映画かと思ったんだけど通してみたらそんなことなくて、なんかきれいな宝箱みたいないい映画でした。巡業っていう設定もロードムービーの楽しさがあっていい感じ。
(2006 12/17) |
ぽん*管理人 | 「大喝采」の愉快さに気をよくし、もともとそうであったという「コミカルなル・コント」が観たくて1992年につくられた「タンゴ」を観ました。タイトルから想像してた、タンゴを踊ったり・・というのとは全然違う映画でした。
ル・コントって中年以降の男描くの好きですね〜。身勝手でもあり、哀愁もありおかしくもあり・・という感じで、最近自分が大量にみている小津映画とも合い通じるものも感じました。小津映画より劇的なことをする人がでてきますが・・
ロシュフォールがまたおいしい役ででてましたが、ちょうど、ル・コントの自伝の解説で、ロシュフォールとル・コントが対立したことがでているらしい、と知ったところだったので、ほんとル・コントの映画の顔ともいえるこの人だけどケンカしたんだなー、って感慨深くみました。(2007 1月) |
mikaさん |
ル・コント監督作品は、すごく好きなのとそうでもないのがあるけど、「橋の上の娘」は、久々にヒットでした。(それ以降は観てないけど)雰囲気がいいですよね。 モノクロの映像も美しいし、緊張感に溢れていて 主人公二人の愛の形がとっっっても官能的! これにフェリーニ的サーカスの世界も加わるのですから♪(2003 8/31) |
ぽん*管理人 | 「橋の上の娘」、わたしも大好きな作品となりました。 ル コントの映画って「安心してみていられない」という気分になるのですが、 (技術的な問題ではなくて、なにかどっか影が常につきまとうというか、不安の影に自分も共鳴してしまうというか そういう感じ。) それがまた 今回の展開ではすごくよくて。。 そうmikaちゃんの書いてらっしゃる「緊張感」が最後まで持続しました。 骨格になるストーリー自体もすごく好きだし、 旅の風景にあったエピソードの数々もすてきでした。 バネッサ パラディの 前歯がまたいい! wowowからの録画で、カラー版をみたんですが、堪能しました。(2003 9/1) |
SUMIKOさん |
「橋の上の娘」は、ナイフ投げのシーンが(どこでもいわれてることだけど)、すごくセクシーな感じがしました。 特殊なかたちの愛ではありますが、とても映画的! ル・コントのちょっと変態な性格がでてて、とても好きなシーンです。 サーカスのシーンはmikaちゃんも言ってるように、ほんとフェリーニを思い出します。フェリーニ的サーカスの世界を上手く描いてましたよねー。小人の女性とか、身体がクネクネ曲がる男、すごくフェリーニしてて、うれしくなりました。 ル・コントはやっぱり変な映画撮ってもすごく好きだから、この映画以降のも観てはいますが、最近では最高の傑作だと思います。 理由はやっぱり、美しいからー。(2003 9/2) |
ぽん*管理人 | 「橋の上の娘」、ああいう関係もいいな、って すごく思いました。こういう形もありでしょう。。って 自然に思えました。「花様年華」といい、あの映画といい ああいうのがかえって官能的だなあ。。 わたしもあのフェリーニ的なサーカスの こびとの女の人、ヒョウ男などのシーン 大好きでした。ふるーい絵本をめくっているようで。。 ル コントのものって今まで 「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」 「タンデム」だけしかみてなくて 「タンデム」が一番好きだったんですが、 「橋の上の〜」もよかったですねー。 ほかのル コントのものもみようと思っています。(2003 9/2) |
windさん |
「橋の上の娘」見終わりました。 ル・コント、「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」しか見ていませんが これが一番好きでした。 橋の上の映画(?)といえば「ポンヌフの恋人」とか「哀愁」を思い出しますが(あっ、「ピンポン」の橋の使われ方も印象的でした。) これも、忘れられないと思うなあ。。。 ヒロインと共に(ぽんさん、前歯に注目しましたよ) ナイフ使いの男、よかったっ!(2003 9/2) |
WATTさん |
『リディキュール』はそれまでのルコントのパターンとは 違う映画です。ルコントは、酸いも甘いも全て知り尽くした 大人の恋、上品さといかがわしさのバランス感覚、中年男性にとってこの上なくセクシーに見える理想の女性像を描くのが巧い監督でした。 そんな理想の大人の女性を描き続けながら、(現在は知りませんが)独身で主演女優とのういた話もない。 その編がフランス映画業界で謎とされていたようです。 ”何故女優と噂にならないのか!?”と。 でそういう業界話になっている頃にこの映画をとり そこででてきた主演女優は、これまでのパターンとは違い 清く美しいタイプで、主演男優とその女優の物語も純愛。 この点はルコントらしくないのです(笑)。 中世の貴族社会で必須条件だった”エスプリ”とは何ぞやというのがテーマなような気がしますが、 そのフランス人の好きそうなエスプリとやらを イギリス的なブラックジョークムンムンで演出されてます。 冒頭のシーン、過去に侮辱されたそうとう権力のある貴族 (今は年老いて、身動きが不自由)の顔にオシッコをかける っていう所から始まります(笑)。 私の憧れの中年男優、ジャン・ロッシュフォールがいい味だしてました。(2002 11/21) |
ぽん*管理人 | ル・コントの映画に出てくるジャン・ロシュフォール氏わたしも大好きです。「タンデム」もよかったですねー!(2002 11/21) |
SUMIKOさん |
「歓楽通り」を観て来ました。「久々にル・コント節をみたで〜」、って感じの映画です。「仕立て屋の恋」の時から思ってたけど、彼は絶対マゾですわ(笑)。主演の女優がなんとも雰囲気のある人で、メイクしてる顔とすっぴんが全然違うんだけど、両方ともキレイでした。(2003 4/1) |