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和製コメディ
髷物コメディ2編
まらそん侍 丹下左膳余話百萬両の壷

まらそん侍

ぽん*管理人 最近みて「なんて楽しいんだ!」と思ったのは「まらそん侍」という作品。タイトルをみるだけで笑みがこぼれてしまうようなこの作品は昭和31年につくられたもの。

時代はペリーなんて名前も出てくるので江戸末期なのでしょうが、深刻さゼロ!髷物痛快ラブコメって感じでとても新鮮でした。

主役は勝新太郎。まっすぐな感じでかわいらしいですが、私は大泉滉さんのなよなよした変てこなキャラクターにひかれてしまいました。大泉さん、「自由学校」という作品の中でもロシア貴族の血を少しひいているとかいうバタくささを逆手にとって不思議な味をだしておられましたが、こちらでも走る、虚勢をはる、すねるの大活躍!

あと、名前だけしか知らなかったトニー谷さんの動く姿も愉快!時代考証なんか気にしていないカジュアルなせりふまわしが私の心をとらえる佳作でした。それに一生懸命走っている姿って時代を超えていいものですしね。。(2004 1/20)

windさん
「まらそん侍」見ましたよ!
うんうん、もうすごい可笑しかったです。
モノクロで、もちろん古い映画なのですが
笑いとかしぐさとか、ぜんぜん古くなくて
なのに、今、この味ないよね〜とおもいました。
大泉滉さん、あのクネクネぶり最高ですね。
しぐさも会話もすべておもしろい。
勝新のまっすぐな若侍もよかったです。
トニー谷も新しいですね〜〜
勝新家のアルバイト、達磨作りのシーンで
達磨のことを「おだるまさん」とかよんでたのなんだかすごく可笑しかったです。
こまごましたとこも笑っちゃいましたが
ストーリー、爽やかでいけてました。ご紹介どうも!(2004 1/30)
ぽん*管理人 「まらそん侍」も
ああいうのんきな味 すごくかっこいいねー!
「鴛鴦歌合戦」っていうのも好きだったけど
昭和14年で、ディックミネとか志村喬が時代劇の格好で
歌ったりとかはおもしろいけど
作られた時代が現代に近い「まらそん侍」の方がもっとすきだった。(2004 1/30)
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丹下左膳余話 百万両の壷(1935)


windさん
(ネタバレ気味)
大河内傳次郎の映画初めてで、時代劇の大御所イメージが強かったのですが
そのコミカルな演技に感心してしまいました。
これまた、山中貞雄監督作も初めてで
とてもとても楽しみにしていたのですが、斬新でした。
丹下左膳て、眠狂四郎と混同していたところがあって
ニヒルな剣豪ととらえていたのですが
腕は立つけど、情にもろい恐妻家の居候で
それがまた、微笑ましくって。。。
道場破りでの、対決シーン、左膳の剣はすごい!おもしろい!
登場人物の一人一人生き生きしてて、ユーモラス。
山中さん、ぽんさん、何をご覧になりましたっけ?おすすめください。(2004 11/27)
ぽん*管理人 山中監督の百万両の壷、
もちろん すごいいい評判をいつもききますが、
身近なwindさんの感想はなんかさらに説得力があります。
あの丹下左膳は、他のシリーズとはノリがちがうっていうのもきいたことありますよ。

わたし山中監督のはまだみたことないのです。
ただ本で読んで惜しまれていたんだなぁと
知っているだけです。

今3作しか残ってないのですよね。
なんか「ふや町映画タウン」にも公開されてすぐに今はもうない
山中作品いっぱいみたおじいさんとかいらっしゃってるみたいです。
もうほんとにどれもものすごくおもしろかったんですって。(2004 11/28)
ぽん*管理人 私もみました!「百萬両の壷」
いちばんはじめ、はっきりしない声色でお話がはじまった時は
「ついていけるかな〜」と心配になったけれど
その次の瞬間から大丈夫でした。
そして、あのはっきりしない預言者めいたいいかたも
かっこいいよ〜って、思いました。
で、ずっと観客の気持ちをそらさない映画ですね〜。
構図とかもすてきだし、ラストも良い!
大河内さんの大柄な立ち回りがかっこいいし
いろんな人物が魅力的!
日本映画のベストとかに挙げる人が多いのすごくよくわかりました!(2004 11/29)