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遊郭もの?
「赤線地帯」「赤線玉の井ぬけられます」「にっぽんぱらだいす」「海は見ていた

「赤線地帯」

ぽん*管理人 溝口監督の「赤線地帯」をみましたよ。
京マチ子がからっとしていてすごい魅力的でコミカルで、いいなーと思いました。
若尾文子は若尾文子でそれらしい感じだったし。

他にも沢村貞子、浦辺粂子、木暮実千代などキャストも豪華ですごく楽しめました。
ものすごく要領よくまとまっていて感心したしおすすめの一本と思いましたが溝口監督のではもっといいのもあるともきいて、他にもいろいろみたくなりました。みなさんまた溝口監督のおすすめとかあったら教えて下さいね!(2003 10/31)

SUMIKOさん
溝口監督といえば、メジャーですがやはり「雨月物語」が好きです。
日本映画で、小津監督以外で「美しい画面」を感じたのは、彼が私にとって2番目です。 池を小舟で渡って行くシーンが美し過ぎて、すごく心に残っています。
そして、京マチ子、実は私大好きなんです!! いかにも「女優」っていうオーラとふてぶてしさと、美しさがあるし、今こういった女優さんっていないから。若尾さんは、ちょっと老けすぎてるけど、色気にかけては(特に男性好きしそうなイロケ)一番でしょう。
増村の映画にでてても、正統派女優っていう感じがしますものねー。(2003 10/31)

windさん
>溝口監督といえば、メジャーですがやはり「雨月物語」が好きです。(中略)
>池を小舟で渡って行くシーンが美し過ぎて、すごく心に残っています。

まったく同じです。
実のところ細かいストーリーとか忘れているのですが
目をつぶれば、そのシーンが浮かんできます。

京マチ子、私も大好きです!
むかし主演でTV番組をやってられたことがあって
すごおく素敵で、いい感じでした。(映画とは少し違うかも)

姐御っぽいんだけど、艶っぽくて、いなせで
まだまだきれいで
セクシーという言葉がちゃんちゃらおかしい、超えた存在でした。
子ども心に(ちょっと背伸びして見てたと思う。。)
なんてカッコいい女の人とおもったものでした。

でも、そんなに好きだったのに
忘れていた京マチ子さんという存在を
いまここで皆さんと語れて、ほんとにうれしい。。。(2003 11/1)

windさん
今日はね溝口健二の「赤線地帯」を見ました。
面白かったです。
知らなかったけど、遺作なんですね。
58歳で亡くなられたとか。若かったんだなあ。。。
映画は、若尾文子、京マチコ、木暮美千代ら5人の娼婦の群像劇のようでした。
当時の風景描写を見るだけでも興味深いものでしたが
溝口さんの公平(?)な視線が好ましかった。(2006 3/10)
ぽん*管理人 「赤線地帯」、観た当時は「京マチ子がいい!」って気分だったのですが、今思うと若尾文子もとても印象に残っているなぁ。。
なんかわたしのみる若尾文子って
しなやかな猫のような人って感じの配役多いような気が。。
木暮実千代さんは苦労人っぽいイメージが。。
結構あの辺の映画にひかれてたくさんみたけれど
木暮さんが姉さん芸者、若尾文子が妹分みたいな「祇園囃子」とかもおもしろかったな。。

祇園がらみでは溝口監督の「祇園の姉妹」とか
監督は違うけれど(吉村監督)
「偽れる盛装」といって京マチ子が
宮川町の芸者さんするのとかもおもしろいよ。
吉村監督「西陣の姉妹」の風景にも絶対興味ひかれはると思います。

溝口監督のものをいくつかみたあと成瀬監督のとかをみたのですが、両方 花街を題材にしたものとかあるけれど溝口監督のものはかっちりした物語性がある気がします。
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「赤線玉の井 ぬけられます」


SUMIKOさん
「赤線玉の井」観ました。私はあの妙な曲の合いの手がすごく印象的でした。 神代監督は男女のクサレ縁みたいなものを撮らせたら、日本では三本の指に入るのではないでしょうか。 子供が観ても彼の世界は理解できないでしょう。オトナの映画ですよね。(2003 10/31)
ぽん*管理人 神代監督
確かにいわれてみれば「くされ縁」みたいなの描くのうまいですねー!
「もどり川」でも 藤真利子の執念みたいなのが印象に残っています。
「赫い髪の女」とかも私の大好きな石橋蓮司さんが
屈折した感じでねちっこいみたいで、いつかみてみたいな
と思ってます。
「赤線玉の井 ぬけられます」では、
紙芝居のように文字に切り替わるところがなんか好きでした。
そして、赤線の建物とか好きなんで
ステンドグラスとかうまい具合に使われていておもしろかった!(2003 11/1)
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「にっぽんぱらだいす」

ぽん*管理人 にっぽんぱらだいす」(1964)という売春防止法前夜の赤線を描いた映画をみました。赤線が舞台だけどじめっとしていなくていい感じ。益田喜頓さんがすてき。原泉さんの場面も堪能しました。(2003 4/14)
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「海は見ていた」


SUMIKOさん
昨日、「海は見ていた」と「阿弥陀堂だより」を観ました。
後者は、まぁ疲れていたので、心を癒してくれて良かったと思ったのですが、前者はなかなか面白かったです、意外なことに。女郎屋の話なんだけど、同じ女郎屋の話でも、五社英雄が撮るとすごくエグくなって「勘弁して下さい〜」ってなるのに、熊井監督は、おとぎ話みたいに仕上げてて、感心してしまいました。最近ずーーっとふるわなかった永瀬正敏が久々にイイです。ちょっと嬉しいくらい。
熊井監督、やっぱりいいなぁ。(2003 4/30)
ぽん*管理人 調べてみたらわたしは熊井監督の
「サンダカン八番娼館 望郷」っていうのだけ
みてます。あれすごく感銘をうけたんですよ!
これも娼館のはなしだけど、五社監督みたいな感じでなく
心にしみるものでしたねー。だからといって
しめっぽすぎもなく適度にドライなタッチで
描かれていてとってもよかったような印象をもっています。(2003 4/30)
ぽん*管理人 「海は見ていた」みました。
今回もあの娼家のたたずまいとか四季の表現に惹かれました。すてきだなと思う画面がいくつかありました。
時代もの苦手なのにわりとはいりやすいですね。
ちょんまげの永瀬くんも自然でした。
深川あたりの話ということで宮部みゆきさんの本とかもちょっと思い出しました。(2003 8/23)
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