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ラブストーリーといえば?

ラブストーリーいろいろ


Makiさん
こちら(NY)では、バレンタインということで、ラブストーリーの映画を特集していました。
それで見たのが、「シド・アンド・ナンシー」でした。
やっぱりすごくよかったです。 今も胸が苦しいくらいです。
そして忘れられない名場面がいっぱいです!
若い時に見たときは、ピュアな不良で子供もたいなシドが好きだったんですが、今回見て、ナンシーのことも同じくらい好きになりました。
NYに着たばかりの頃、チェルシーホテルの前を通りかかった時、これがあの、「シドアンドナンシー」のチェルシ―ホテルか、と感激してたような思い出もあります。ラブストーリーと聞いてみなさんはどんな映画を思い浮かべますか?(2003 2/15)

ゆっけさん
なんてロマンチックな演出でしょう!?
ラブストーリーの特集だなんて。

胸が苦しいくらいのラブストーリー!あこがれます。
よくTVドラマや映画(レンタルビデオ)で涙を流している私ですが。。
笑ったり泣いたりする「沸点?」が低いと言われている私なので(早い話が笑い上戸、泣き上戸?)書くのもはばかられますね。
、、といいつつ、最近見た映画では「ムーランルージュ」で泣きました。それとコメディー?ですが「ブリジットジョーンズの日記」(についての感想はここ。)(2003 2/15)
ぽん*管理人 「シド アンド ナンシー」、ゲイリーオールドマンが若くていいらしいですね。
最近みた映画で一番恋愛の切なさを感じたのは「ゴーストワールド」でした。

あと藤山直美の「顔」も 恋愛の映画って感じでは
ないけれど、恋愛的部分があって 劇場でみたこともあって
もうすごくぐっときました!
「金髪の草原」って大島弓子原作の日本映画も
20代と錯覚しているおじいさんを若者がやっていて
さわやかだったので ほのかな恋愛感情みたいなのも
あるんだけど 全然どろどろしてなくて好きでした。
これも劇場でみたから余計によかったように思っているような気がします。

「ブリジットジョーンズ」は本の方に笑えるしわかるわかる。。って感じをすごくもって好きでした。
あ アル パチーノの「フランキーとジョニー」もブリジットジョーンズ的 「そうそう あるある。。」って感じも楽しかったですよ。

windさん
ラブストーリー、いっぱいでてきそうなのに
引出しをかき回して、ぽろっと、こぼれたのが
自分でも意外な、「哀愁」「ウェストサイド物語」の古い2本でした。
(管理人注*「ウエストサイド物語」についてはこちらにまとめました。)
「哀愁」は、あの、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラーの悲恋ものです。
戦争を背景にロンドンのウォータルー・ブリッジで再会を約する二人が。。。
ずいぶん前にどこかの劇場で一度見たきりで詳しくは覚えていないのですが予想外によかったことだけは鮮明に覚えています。
ビビアン・リーは、ほんとうに美しく、
スカーレットとはまるで違うキャラクター。
もう一度見たいような怖いような。。。

そして、もう1本もハッピーエンドではないし
もともとは、「ロミオとジュリエット」なのでしょうが
大好きで、なのに、もうなが〜〜い間見直していません。

前の映画が思い浮かんだのも
ちょっと、ヒッチ・コックづいていて
モノクロやそんな世界に、浸っているからかもしれません。(2003 2/15)

(ヒッチコック映画についてはこちら

Makiさん
ゆっけさん、「ムーランルージュ」、ニコルキッドマンですね! 最近すごくあぶらがのってきた感じがします。 今こちらで話題の「Hours(めぐりあう時間たち)」では、ヴァージニアウルフを演じてゴールデングローブ賞、そして今度のアカデミー賞でもベストアクトレスにノミネートされています。 「ムーランルージュ」は音楽も楽しめるときいていますので、私もぜひ見てみたいです!

シドを演じていたのは、ゲイリーオールドマンというんですね! ほかにどんな映画に出ているのか、興味しんしんです。 シドの役があまりにぴったりで、しかも好きなタイプなので…。

windさん、「哀愁」のキスシーン、名場面ですよね。 確かロバートテインラーは軍人の姿で、ビビアンリーは帽子をかぶっていましたよね。 美しくて哀しくて、私も心にすごく残っています。 「シドアンドナンシー」にも、同じくらいすばらしいキスシーンがあるんですよ。 NYのストリートで、2人は皮ジャンを着ていて、空からたくさんのごみがひらひらと降ってくるキスシーンです。 ごみが降ってくるのにすごくきれいなんて、不思議ですよね。 (2003 2/16)
ぽん*管理人 そうそうMakiさんの掲示板でも話題になった
「リトルロマンス」もほんと心から応援したくなるような
かわいらしいラブストーリーでしたね!忘れないうちに。。
あれはなんかこどもが出る映画に時々あるいやらしさがなくて
よかったなぁ。。


ゲイリーオールドマンは「レオン」の悪徳警官が有名なのかな。。
「コンテンダー」も全然違う感じですがほんといいですよ〜。(windさんも楽しまれました!)
「ニルバイマウス」って監督作品もここですすめられました。
そしていい評判をききます。
(2003 2/16)

ゆっけさん
「顔」見ましたよ、だいぶ前でしたが、「さすが藤山直美!!」です。
ムーランルージュはMakiさんのおっしゃるとおり!音楽が楽しめます。何も言いませんからMakiさん楽しんでみてください!(2003 2/16)
ぽん*管理人 「顔」!cobaの音楽もよかったですね。
佐藤浩市が一番最初に藤山直美に声かけるところからもう
いいな〜って思いましたよ!勘九郎さんもすごいし。。
岸辺一徳さんも情けなくってよかったなぁ。。
(好きなんです。。一番自分を重ね合わせたのは彼。)
(2003 2/17)

mikaさん
遅ればせながら、私も参加させて下さい!>ラブ・ストーリー

どーもハードなものや、濃い〜いのが浮かんできてしまって
何だか恐縮なのですが。。。

「トゥルー・ロマンス」「ワイルド・アット・ハート」は、
めちゃめちゃに愛し合っている、一歩間違うとバカな二人がステキ!
「ピアノ・レッスン」「シャンドライの恋」は、濃密な大人の恋。
「花様年華」もですね)
「マルホランド・ドライブ」「乙女の祈り」「ベニスに死す」
「マイ プライベート・アイダホ」は、妖しくも切ない
同性同士のラブ・ストーリー。
ノーマルなところでは(?)「ナビィの恋」「リトル・ロマンス」
そして「旅情」が大好きです!

おお!忘れちゃならないショーン・ペンの「シーズ・ソー・ラブリー」
これはちょっと過激でこっけいだけど、「どうしてもあなたじゃなきゃだめ!」
という唯一無二の絆が描かれていましたよね。
ぽんさんが話題にされていた「フランキー&ジョニー」も、
何度みても飽きない、大人のラブストーリーの秀作だと思います。
あ、、「シド&ナンシー」も大好きですよ('-'*)(2003 2/18)
ぽん*管理人 mikaちゃんの激しい映画群をみてわたしも
激しいの思い出しました。
「オールアバウトマイマザー」のアルモドヴァル監督の「ライブフレッシュ」!(管理人注*「ライブ フレッシュ」についての話はmikaさんの感想とともにここに。)(2003 2/19)

WATTさん
僕はラブストーリー系は純粋にラブストーリーじゃないものも含めますと、結構ミーハーで偏ってますね。
一途系が好きですかね。
ベネックスの「ベティーブルー」、アングラードの「裸足のトンカ」カラックスの「汚れた血」「ポーラX」、リックベッソンなら「グランブルー」。この辺全部ニューベルバーグの再来といわれたミーハーな当たりです。
あとちょっと昔をたどると、
ルルーシュの「男と女」。レーサー役も良かったけど、何と行ってもちょっとお人好し系ボサノババカなスタントマン役ピエールバルーが私のファミリーマンとしての理想。
「天国から来たチャンピオン」のビューティとその彼女の目だけのやりとりも良かったし、「めまい」にも共通したテイストの「フォローミー」は探偵さんがミア・フォローに恋をしていく感じがよかった。
3角関係ではトリフォーの「突然炎のごとく」のジャンヌモローが良かったし、「冒険者たち」のレティシアも似た感じか。
で上記の中で一番最近みたのは問題作とされてる「ポーラX」なんですが、前半のかったるさをのりきると、凄い展開になってきて、でも結局何の救いもない破滅の物語で
一般的には悪く言われてるのですが、僕はカラックスの底力をみたような思いで、何ともダークな世界に打ちのめされ見た翌日中、余韻に浸ってました(笑)。
ヌーベルバーグ的青春映画をとり続けてくれるのはカラックスだけと実感しました。(ボンヌフの恋人でプロディーサー側から興行収入面の関係で、無理矢理ハッピーエンドにさせられてしまった怨念みたいなものというか、、、)(2003 2/21)





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「フランキーとジョニー」


windさん
「フランキー&ジョニー」みました。

もう、すっごく、いい感じでした!
冒頭、ダイナーのウェイトレスのミッシェル・ファイファーが、ジョークで「移民局の役人が来たわ」と、一人をからかうつもりで言ったら店にいるお客のほとんど全員が、落ちつかなげに立ち上がったりして、実は笑えないジョークかもしれないけど、NYの感じがして可笑しかったです。

アル・パチーノも、
ダイナーのコックはしているけど
ほんとは、マフィアの三代目とか、カリスマ刑事の変装だったとかのいつものようなスーパーマン的役割じゃなく
市井の人、というところが新鮮でした。
でも、やっぱり、隠せない迫力は、あるんですけどね。

大人の二人が、傷つく事を恐れながら、それを隠しもせず
でも、求め合っていく感じが
お洒落で、せつなくって、佳作でした。このページのトップへ

ミッシェル・ファイファーといえば、ジェフ・ブリッジズ兄弟(兄さんいるんです)と共演した「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」
歌もすごくうまく、もう、なんともいえず美しくセクシーで、
全編に流れるジャジーな雰囲気といい、これも素敵な作品でした。
ちなみに、ジェフ・ブリッジズは、うずもれた天才ジャズ・ピアニストという役どころでした。。。

(Makiさんが「評判もいいようです。」と書いておられた)

「フランキー&ジョニー」のブロードウェイ舞台興味あるなあ。。(2003 2/24)

Makiさん
「フランキー&ジョニー」オン ブロードウェーのほうは、男性がスキンヘッドでがっしりした役者さんで、女性は、親しみやすいタイプのいかにもダイナーのウエイトレスっぽい女優さんが演じているようです。  アルパチーノ演じる市井の人、をやっぱり見てみたいです。

ミッシェルファイファーといえば、おもしろい映画を見ました! 
「Marry To Mob」 こちらは、コメディータッチで、イタリアンマフィアの生態をネタにして笑わせてくれます。  80年代のスタイルもおもしろいです。(2003 2/24)
ぽん*管理人 ミッシェル ファイファー、わたしは
「フランキーとジョニー」と「スカーフェイス」をたてつづけにみたもので、クールなイメージをもっています。

お二人の書いてくださったの どんな感じかな。。
クールだけど。。って感じかしら。。

「フランキーとジョニー」、
ゲイのともだちの振る舞いも単なる伝書鳩って
感じじゃなくていいですよね。
ちょうどいい相談相手のゲイの友人って映画によく
でてきますねー!(そういうのすきです。)
はじめてアル パチーノがゲイのおともだちに
あったときの ぎこちない感じとかもすきです。(2003 2/25)

windさん
(その時ちょうど出ていた「僕たちのアナ バナナ」の回文の話題が出ていたので。。)
「フランキー&ジョニー」にも、回文の話題出てきましたよ。
アルパチーノが、ボーリング場で、「回文」て言葉を使ったら
ダイナーの同僚の女性が、「?」って。
そして、我らが、やさしいゲイの友人も加わって、言葉の意味を説明してあげるのですが
「MADAM」とか、「BOOB」とか持ち出して。
で、その女性「PUPPY!」と例をあげるんですが
彼は、やさしく、「近い。。。」と。。。
(2003 2/25)

mikaさん
「フランキーとジョニー」ネタで盛り上がっていて楽しいです!
フランキーの友達役の人も、ちょっと足りないというか、
はすっぱな感じが可愛かったですよね。
「ハイヒールが刺激強すぎる?」とか。(2003 2/25)
ぽん*管理人 「フランキーとジョニー」のハイヒールのエピソード
生きてましたね!
ああいうところがあの映画のすきなところだなぁ。。
そしてもう一人の背の高い年配の同僚も
いい味だしてましたね!ほっとひと息という感じで。。

ジョニーって刑務所から出てとにかくもうこれからは。。
って気分でいっぱいで空回り寸前のひとですよね。
その感じが回文のところにも、ビデオ修理のところにも
でていたなぁ。。
そして、フランキーの、ビデオみて静かに暮らしたいって
表現もよくわかります。(2003 2/26)

mikaさん
「フランキーとジョニー」の年輩の同僚は、
「ツインピークス」の丸太おばさんですよねー。(2003 2/27)

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「顔」

                                  

windさん
ぽんさんが大好きで
激賞の声をいっぱい聞く「顔」ですが、なぜか、まだ見られていません。
別のスレッドで書いたロバート・カーライルを見た友人が
やはり「顔」がすごかったという話をしてて
藤山直美は、舞台女優かもしれないけど
映画で大成するよ(もうすでに?)とかも。

映画の中では、すごいフェロモンだったのですか。
素でも、TVで見る舞台でもフェロモンは感じなかったけど
「顔」ではもうすごかったと。
演技か、監督か、という話になったのですが
なにしろ見てないもので。。。。(2003 3/27)

SUMIKOさん
「顔」はほんとに面白いですよ。阪本順二監督のほかの映画はごらんになってるでしょうか?私は、「新・仁義なき戦い」も、やくざ映画の中ではちょっと好きな場面もあるし、「ビリケン」が好きなんです。私の友人が警官の役ででて、「山口智子と一緒にかす汁食べた!」と、喜んでましたが、監督は、フツーの人、だったとのことです。偉そうなところ一切なしだそうです。彼の作品の中でも「顔」は最高傑作だろうと思います。私の好きな大楠道代もでてるし、やっぱり藤山直美の存在感というか、いい大阪の女ぶりは大したものです。あと、佐藤浩一がすごくイイ男に見えたのも、この映画では新しい発見。性格異常者とかより、彼はフツーの男性、って設定の方がずっと素敵かも。
とにかく、「顔」は阪本監督の勢いがばーって出てる映画で、良い映画ですよ〜。(2003 3/27)
ぽん*管理人 >「顔」
藤山直美、どんどんきれいになって生き生きしていく話ですが
説得力があるんですよね〜。ほんとにそうだ!と
みえてしまう。
阪本監督 なんか わたしも大好きです。
パワフルでホットな感じが。。
「ビリケン」もいいですねー!
杉本哲太のがんばりもヨカッタ!
「新 仁義なき戦い」もいい印象をもったのですが
どこが好きだったのかおもいだせないです。。(2003 3/28)

windさん
藤山直美の「顔」やっと見ました!
岸部一徳も豊川悦司も、そんなに多くない出番ながらとてもよかった。。
国村隼も佐藤浩市も中村勘九郎も、どの人も男の存在感と色気を感じさせる役者で
その人たちに囲まれて、渡り合っている(というか、従えているというか)
藤山直美さんは、やはり、すごいなあ。。。
大楠道代さんも好きでした。(2003 9/1)

SUMIKOさん
>windさん、「顔」面白いでしょー!藤山直美ってあんまり好きじゃなかったんですけどね、この映画観るまでは。でも、私もすごい!って思いましたよ。主役が堂々と出来る女優って頼もしいじゃありませんか。でも、個人的に好きだったキャラは大楠道代ですねー。
あぁいう、歳とっても彼女にしかない女性の魅力があるような感じっていいなぁ、と思います。それも変に作ってるわけでもないし。(2003 9/2)
ぽん*管理人 「顔」、勘九郎さんのあの役にもう笑っちゃいました!
そして岸辺一徳。。なにをやってもいい!
なんて哀愁漂っているのでしょう!
佐藤浩市とのシーン いいのがいっぱいですね!
出会いのシーン、列車の中でつっこむシーン
動物園のシーン。
なんかおかしさと切なさパワフルさの加減が
ちょうどよくていい映画ですよね。
妹のあらわれる鏡をみながらの藤山直美のせりふとかも
自分のやったことひきうけている。。って感じでかっこよかったなぁ!(2003 9/2)

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「リトル ロマンス」


mikaさん
昔観て大好きで、ずっともう1度観たくて中古ビデオを手に入れてようやく観ることができた「リトル・ロマンス」、やっぱりすごくすごく良かったです!

この映画がデビューのダイアン・レインがとても瑞々しく、
物語も、13歳と12歳のカップルが
「夕暮れ時、鐘の音がなる中、
ベニスのため息橋の下でキスをすると、二人は永遠に結ばれる」
という伝説を実行しようとする、という
とてもロマンチックなもの。

共演のローレンス・オリヴィエもとても魅力的。
彼の紳士ぶりには涙が出ます。
細かいエピソードも気が利いているし、
とても映画的な、愛すべき小品だと思うのですが。。。

私はこんなに好きなのに、世間の評価は低いのか、
ビデオも廃盤になってしまっているし、
誰かとこの映画の話をしたこともありません。
この感動は、私の思い入れのなせる技なのかしらー、
と、ちょっと不安になってきたりもします。

いや、例え世間の評価が低かろうと、この映画に対する私の愛情は少しも揺らぎませんが。本当に好きな映画って、すごく個人的なものだと思いますしね。(2002 4/26)
ぽん*管理人 mikaちゃんおすすめの リトル ロマンスみました!
そういうつもりしてなかったせいかなんか久々に 泣いてしまいました。恋愛とかぬきにあの少年の せりふは胸に響きました。テーマがいいね!
もうひとつ 山場でローレンス オリヴィエが 少年にいうせりふも好きです。
音楽もいいし、まわりのおとなが うまくひきたてるなーあの映画。ローレンスオリヴィエはもちろん あの理知的なお父さんもいいし、 少年のおとうさん ふたりの友人 いろんな設定が しっかりしていて好きです。(2002 11月)


「ゴーストワールド」

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mikaさん
「ゴースト・ワールド」という映画を観ました。
期待していなかったのですが、とても良かったので、
紹介させて頂きたいと思います。
ただ、「この映画がすごく好き!」と言ってしまうのって、
ちょっと挑戦(挑発)を含んでいるっていうか、
自分の青さを告白しているようなところもあるので、
ややこしい気分になってしまうのですが。。。

高校を卒業したばかりのイーニドは、
世間で言うところの、ブスでデブでイケすかない女の子。
(という設定なのです。私はカワイイ!と思ったのですが)
「自分は特別。周りはサイテー」と思っている彼女は、
日毎に周囲から孤立して、イライラを募らせていきます。

こう書くと、彼女がそうなっても自業自得と思われるでしょうが、
この映画は、イーニドに感情移入できるかどうかが、
評価の分かれどころだと思います。
彼女が、「オエ〜ッ」あるいは「クール!」と思うことに
共感できるかどうか。

私にとっては、若さゆえの自尊心・自意識過剰と
片付けてしまうには、あまりに身近で、心に迫る作品でした。
パンクロックのタマシイが分かったり、
メインストリームに対して、空しさや反発を感じたことのある方は、
ぜひ、手に取っていただきたいと思います。
ラストも、解釈が分かれるところだと思うので、
ごらんになった方と、感想を語り合いたい!

そして、あまりにダサくて、そこがクール!と、
彼女が心を開く、世紀のダサ・オタク男を、
我らがスティーブ・ブシェーミが演じているのです!
この作品でのブシェーミは、今まで観た中で、
一番ちゃんと演技していて、すごくチャーミングでした。
惚れてしまいそうなほどに(^^;ゞ
いや、ほんとに!(2002 6/17)
ぽん*管理人 ブシェーミとっても気になります。
このあいだテレビで「アルマゲドン」やってて
ああいうのは普段からみつけないので、
あまりみるつもりはなかったのですが、ブシェーミが
出ているということでちょっとみようかな。。と思ってしまいました。(2002 6/17)

mikaさん
「ゴースト・ワールド」、前にイーニドのことを、
ブスでデブでイケすかない、なんて書いてしまいましたが、
設定はそうだし、見る人によってはそう見えるのかもしれないけど、
そんなんじゃないんですよ。
彼女の親友役のレベッカが美少女なので、
どうしても比較されてしまうのですが、イーニドはイーニドで
魅力的だし(ふてくされた感じが、ちょっとクリスティーナ・リッチっぽい)
デブというより、ふっくらしてて、若さ全開で可愛い!って感じです。

なんか、「ゲンナリする」って感じの表現が上手いなぁっていうか、
これも同調できる人とできない人に分かれるんだろうけど、
私は逐一うなずいてしまったなぁ。
クラスメートの女の子に相容れない感じとか、
レベッカに「見せたいものがあるの!」と見せられたものについて、
どう返答していいかわかんないような感じとか。
ごらんになってないかたには、わけわかんない話ですみません!

とにかくブシェーミが非常に魅力的なことは間違いありません!
ダイナーでチキンを頬ばってる情けない顔とか見てたら、
なんだか抱きしめたくなっちゃいました!

ブシェーミ、「アルマゲドン」でもちょっと異質な雰囲気を
醸し出していて、なかなか良かったですよ。
(作品自体は、私はちょっとダメでしたが)
同じく、ハリウッドの大作「コン・エアー」では、
さらに彼の異質な個性が際だっていたと思います。
何しでかすかわかんない感じに、最後までハラハラさせられました。
ニコラス・ケイジ主演で、マルコヴィッチも出ていますよ。(2002 6/18)
ぽん*管理人 「ゴーストワールド」わたし大好きでした。
ソーラ バーチ演じる主人公は
男性ウケはしないタイプかもしれないけれど
mikaさんにもかわいくみえたらしいですが、
わたしにもとてもかわいらしくみえたし、
気持ちがすごくわかって、
いい年して「自分のこと?」と思ってしまいました。
ある部分は高校卒業したてのソーラ バーチに
ある部分はもういい年の
(って多分こっちが自分と同じ年代。。)
ブシェミーに自分を投影してみてしまいました。
久々になんかこうおはなし!という感じでなく
自分と等身大で自分の生きてる世界を描いてる!と
感じる映画でした。
レトロで工夫したファッションやソーラ バーチの部屋、
かくイラストもすてきだし、
音楽もとってもいいんですよ。
おしゃれで、胸にせまる大切にしたい一本でした!

好き嫌いわかれる映画かもしれませんが
自分はすごく納得いったし、おわり方もこじつけっぽくなくて好きでした。
ソーラ バーチの演じてた女の子のよさも悪さもひっくるめて
うまく描いていたなぁ。。ソーラ バーチもブシェミーもほんとうにすてきでした!(2002 9/19)

mikaさん
「ゴースト・ワールド」、楽しまれたようで嬉しいです!
ソーラ・バーチもブシェミも、すごく魅力的でしたよね。
ブシェミの役どころは、オタクで冴えなくて、めちゃめちゃダサイ
というものだったけど、私は最初のシーン(ガレージセールで
お気に入りのLPを紹介するところ)から、全然ダサくない!
かっこいい!と思って観ていました。
前にも書いたように、この映画を好きって言うのって、
「太宰が好き(だった)」って告白するのに似た照れ臭さを感じてしまって。
でも、私もぽんさん同様、「これは私か??」って思いながら観てたんですよ。
ラストシーンには、2通りの解釈があるようですが、
今ここではお話できませんね。
ぽんさんはどう思われたのかなぁ。(2002 9/21)
ぽん*管理人 「ゴーストワールド」2通りの解釈があるんですか?
おわりっていってもあのほんとに最後のおまけ映像は
関係ないですよね?(あれはめちゃくちゃウケました!)
そんなこと思ってもみませんでした。
安易ではない形で、でもちょっとだけ希望のもてる
前向きなおわりかた。。みたいな風にとっています。
でもいわれてみれば2通りの解釈ができそうですね。。
タイトルもタイトルだし。。

今日もなんかこう社会性が必要とされる場で
居心地が悪くて、「ゴーストワールド」の世界に
逃げ込みたくなったというか、ソーラ バーチみたいに
くさしたくなったりしました。。でも 彼女ってそれなりに
誠実に生きてるし別にただのなんでもかんでも否定派じゃ
ないと思うんだけどな。。
彼女がかいているまんが日記をみせながらの
クライマックスシーン わたしは泣けました!
ほんとに自然に!

ブシェミ、わたしもあの説明のところでいかしてると
思いました。あの映画、きている服で状況を説明。。って
ところ多くてそういうところも好きでした。

あと、ビデオやでのやりとりも ものすごく
わかる〜って感じで。。(フェリーニのはなし)
とっても笑いました!(2002 9/21)

windさん
「ゴースト・ワールド」
ブシェミの素敵さは、「ファーゴ」「アルマゲドン」(?)で
いくらかなりとも、体験ずみだったので、オタオタせずにすんだのですが
ソーラ・バーチには、ちょっと、やられたっ!て感じです。
ケビンスペーシーの娘役ででてるということなので
なんとなく避けていた「アメリカン・ビューティー」を、ぜひ見ようと思っています。

そして彼女、最近ベン・アフレックで新作が作られたCIA局員ジャック・ライアンシリーズの
ハリソン・フォード編の、「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」で、ハリソン君の小さな娘役をやっていたのだと知って、またびっくり。
確か小学生ぐらいの、かわいいお嬢さん役でした。

来ないバスをいつまでも待ちつづける、初老のおじいさんが好きでした。
イーニドが言ったように、何があろうと、変わらずそこにいてくれる人だったから。。。

私はあまり青っぽく感じられなかったのです。
ティーンズが主役で、そのものなのに。。。
とても、ステキなステキな映画でした。(2002 9/25)
ぽん*管理人 「ゴーストワールド」のバスを待つおじいさん 本当に
雰囲気ありましたね。あと、あのアルバイト少年も
中庸で好ましかったなぁ。。
そして、クレジットの全部出た後のサービスショットも。。
(あれをみて近所の3回みた友人は 最後のクレジット中に
席をたつのをやめようと決意したそうです。)

「アメリカンビューティー」はみて損はないですよ〜。みやすいし、かちっとまとまっていたなぁって思いました。劇場でみたのですが、みたあと満足感がありました。(2002 9/26)

Makiさん
こちらでよく話題になっていた、「ゴーストワールド」も「ピンポン」もどちらもすごくよかったです。 実は、ブシュミがあの人だってことも、初めて知りました。 (2003 3/14)

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花様年華


mikaさん
ウォン・カーウァイ監督は、
最初に観た「ブエノスアイレス」がダメだったので、
疎遠になってしまっていたのですが、
「花様年華」はすばらしかったです。
60年代のレトロな雰囲気・音楽が、
大人の恋にぴったり・うっとり〜〜〜・・・
始終押さえた演出で、しっとりとみせてくれました。
「ブエノスアイレス」の時には、わざとらしく感じて
白けてしまった長い間やスローモーションも、
今回は作品を趣深いものにするために、とても効果的でした。
お家の内装もステキでしたよ!
レトロな建造物大好きなぽんさんも、
きっとため息をつかれることでしょう('-')(2002 2/20)

ともちゃん
今から観るのですが、「花様年華」。。。
mikaさんの書き込みでますます期待が高まっています。
ハンカチ用意しておこう・・・。(2002 2/20)

mikaさん
「花様年華」、ごらんになりましたか??
ハンカチは不要だったかもしれないけど、
慎みもモラルも関係ないといった感じの、
恋愛とは呼べないような恋愛が横行している現在では味わえないような、
濃密な大人の恋が描かれていましたよねー。
老若男女問わず、恋を粗末にするヤツに見せてやりたい!(2002 2/21)

ともちゃん
花様年華」、
もうまさしくmikaさんのおっしゃるとおり「大人の恋」でした。
何も直接的な描写はないのに、とても色気のある映画でした。
巷に溢れたテンポの速い、なおかつセリフのやたらと多い
映画とは一線を画していて本当にセリフが少なく、
そこにはとても緩やかで静かな時間が流れているように
感じました。
それにしてもチャイナドレスって・・・、
本当に、女性を色っぽく魅力的に見せるものなのですね。。。(2002 2/21)

SUMIKOさん
(管理人がちょっと前にみた映画「花曜年華」の余韻にいつまでも浸っているとかいたため。)
「花様年華」
映画もサントラも、去年上映されたものの中では、だんとつで一番好きです。映画館2回、ビデオ、テレビで1回づづ、計4回観たけど、何度観ても、あのスローモーションと、独特の雰囲気には、ぼーっと見惚れてしまいます。
あとやはり、チャイナドレスの美しさ。ブルーの透ける素材と、普通の絹(かな)の2枚仕立てで作ったチャイナと(香港に彼をトニーレオンを追いかけて行って、電話するときの衣装)、黄緑のチェックのチャイナがすごく好きで、将来、あれくらいの丈で、同じようなものを作りたいなぁ(上海で)と思うくらいです。
雰囲気だけで、あそこまでいい感じの映画はあまり観たことがありません!フランス映画の「男と女」くらいかな、今思いつくのは。
ぼんさんのおっしゃってる「余韻」!そうそう、「花様年華」は「雰囲気と余韻」の映画、と言えるでしょう。
自分勝手な断定ですみません・・・。(2002 5/11)
ぽん*管理人 「花様年華」、なんかにじんだような色合いもすてきでしたね!
「ロモ」っていうロシアのカメラで撮った写真がああいう感じ
なんですよ。なんともいえない風合いで。。赤の色とかが
特にいいとわたしは思うのですが。。(これまた
自分勝手な断定。。。)
そしてチャイナドレス!今まで私がみてきた
チャイナドレスってずいぶん安っぽいものだったのだなぁ。。
こんなにすばらしいだ〜!と思いました。
(着物なんかも 外国の方で安っぽいものしか
みたことなくて、
こういうもんだと思っている人いるかもしれないですね。。
ちゃんとしたものをみてる人もいるとは思うけど。。)

ほんとに鈍いわたしでも
おしゃれについて意識してしまった映画です!(2002 5/11)

mikaさん
「花様年華」と(その時話題になっていた)「シャンドライの恋」、どちらも
苦しいほどに美しい、大人の恋の物語ですよね。
どちらもラストシーンがとても美しくて印象的で。。
「花様年華」のラストシーン、最初観たときには、
とってつけたような感じかも〜と思ったのですが、
時を経るに従って、忘れがたい余韻となって残っています。(2002 5/11)

たんぽぽさん
「花様年華」 話題どうり、その時代設定の雰囲気がいいですね。
チャイナドレスが素敵で、またそれがはえるスタイルですよね。
屋台に食事を買いにいくというのも、新鮮でした。(2002 6/11)
ぽん*管理人 「花様年華」に影響されて、今 わたしは白いシャツを着たくなっています。
このあいだからいろいろ探しているのですが
ノースリーブだと腕にょっきりって感じだし
半袖も長さによっていろいろにみえる。。一番ほしいのは
薄手の長袖ですがなかなかみつかりません。
長袖 ちょっと暑いかな。。(2002 6/11)

windさん
ぽんさんの、白いシャツ姿、楽しみにしてますよ!(って、プレッシャー?)
トニー・レオン、素敵でしたものね。
一昔前の栄養ドリンクのCMみたいに、きれいなだけのオフイスでのシャツ姿じゃなくて仕事してる、男の色気を感じさせる、白いシャツでした。(グフッ!)(2002 6/11)

mikaさん
「花様年華」は、しっとりとしてレトロな音楽も良かったですよね。
下手すると、キレイなだけのビデオクリップのようになってしまいそうなところを、しっかりとした大人の作品に仕上げたのは、トニー・レオンとマギー・チャンが、きちんと大人の色気を演じきっていたからだと思います。(2002 6/11)


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「シャンドライの恋」


SUMIKOさん
昨日DVDで、大、大・大好きな、愛すべき映画「シャンドライの恋」をまた観返してみました。
初めて、タンディ・ニュートンを観た時の衝撃はさすがになかったけど、今回は、相手役の男性の素晴らしさに目が行きました。
それと、女性の心の動きの微妙さ。監督のベルトリッチの奥さんが脚本を書いたこの作品、やはり女性の行動がすごく繊細に上手く描かれています。
それと、ローマの街と小道具(特に花)の色使いの美しさにはうっとりします。どんよりと暗い街とショッキングピンクの欄の花とか、光りがあまりささない中庭にある藤色のつたを巻いた花、とか、お屋敷の中での、シャンドライの青とか、黄色の鮮やかな色の普段着。
ほんっとにキレイでした。(2002 5/10)
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